ディスポーザーの設置は、立ち上がり配管の位置や高さによって、最適な方法でディスポーザーを接続します。以下さまざまな場面でのスキューズF13設置参考画像です。
ケース1:立ち上がり配管を切断する場合
ケース2:立ち上がり配管を切断しないで、90度曲げて接続する場合
ケース3:オーバーフローがあるシンクの場合
ケース4:立ち上がり配管の位置が遠い場合
ケース5:その他の参考事例
ナショナル(パナソニック)KD132からの交換事例
ケース1:立ち上がり配管を切断する場合。
(↑) 立ち上がり配管を切断してアダプタを直接つなげる場合。アダプタは2つの径(40か50)が選べます。上の場合、たちあがり配管が50です。塩ビパイプ用の接着剤で固定します。
(↑) Sトラップはノコギリで適切な長さに切断します。微調整はハサミでカットしています。
(↑) 配管の立ち上がり位置によりディスポーザーの角度を変えます。
ケース2:立ち上がり配管を切断しないで、90度曲げて接続する場合
(↑) 立ち上がり配管が切断できず、90度のチーズをはめて接続した例です。大抵高さがギリギリになります。
(↑) 立ち上がり配管の位置が高いとSトラップが入りきらないことがあります。ディスポーザー側のエルボを数センチ切断し、アダプタを加工して接続した例です。
ケース3:オーバーフローがあるシンクの場合
(↑) オーバーフロー(水あふれ防止の穴)があるキッチンへの施工です。滅多に水が流れずに臭気の原因になることから、最近のシンクにはオーバーフローは採用されていません。弊社ではオーバーフローは閉じる施工をお勧めしています。※理由
そのまま接続する場合には上記画像のオーバーフロー対応エルボが必要です。
Sトラップの白キャップ(清掃口)につなげてはいけません。トラップを介さない為に臭気が上がります。
ケース4:立ち上がり配管の位置が遠い場合
(↑) 立ち上がり配管の位置が遠い場合の例です。場合によってはSトラップではなく、横向きに伸びるPトラップを使用します。
(↑) Sトラップがぎりぎり届かなかった場合の事例です。S字のチーズで若干寄せて接続しました。
ケース5:その他の参考事例
(↑) アダプタは塩ビボンドで接着しますが、わずかにガタが出る場合があります。念のためテーピングしました。右はTOTOのアダプタを流用しそのままSトラップを差し込んだ例です。
ナショナル(パナソニック)KD132からの交換事例
↑NationalのKD132です。パッキン下からのの腐食漏水にてF13へ交換します。
↑KD132の漏水の多くはパッキンを交換しても直りません。パッキン受側のボディ腐食が原因です。
↑配管をそのまま流用してF13 を設置する場合、エルボの長さが足りません。そこで画像右のロングエルボを使用します。
↑ロングエルボを使う場合は適切な長さにノコギリでカットして使用します。↑右の写真はKD132についていた配管を流用せず、新しい部品で配管を立てて設置した例です。
↑配管を奥にして収納スペースをを多く確保できるよう、ディスポーザー角度を縦に設置しました。このキッチンはシンク下収納が開き戸でしたが、引き出し収納の場合は接触しないよう要注意です。